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特集 > 島で家庭水田をはじめました。
2021.05.19

もし田んぼの水が全部抜けてしまったら(5月の家庭水田③)

ゴールデンウィークに1回目の代掻きを終えて、充実感溢れる気持ちを感じていたのも束の間、
数日後に田んぼの様子を見に行ったところ、なんと水が全部抜けているではありませんか。

 

 

ちなみにゴールデンウィークの「Before」の状態はこのような感じでした。
楽観的な僕も、さすがにこれは少しくじけそうになります。

 

 

ただ、このままじっとしているわけにもいかないので、
師匠の宇野さんに電話をして、昔この場所で田んぼやっていたときのことや、
どこから水が抜けてしまっているかなどを聞いてみました。

電話を取った宇野さんは「おお、そげだな。昨日見とったぞ」と、
あわてる僕とは対照的に、何とも余裕なモードで話し始めます。

原因はおそらく色々と考えられるけど、田んぼの奥のところから水が抜けている説が
最有力ということで、まずはできる限りの応急処置をすることに。

すでに田植えを始めていた宇野さんから道具をお借りして、
田んぼの淵に壁をつくるための「畦塗り」をしていきます。
泥がなかなか重たくて、これまた結構骨が折れる作業です。

 

 

そうこうしていたら、今年から家庭水田をはじめた新人たちと、
農の先輩が集まるメッセンジャーグループにこんな投稿が。

 

 

amatteの編集チームの大野さんも今年から田んぼをはじめられたのですが、
なんと僕と似たような状況になっていました。

カニ、ネズミ、モグラなんかが田んぼに穴を開けている可能性もある一方で、
休耕田だったこともあり、単に水が浸透したり、蒸発しているだけかもしれないと、
家庭水田の発起人でもある宮崎さんからアドバイスをしていただき、少し安堵。

 

 

慣れないうちは、予測不可能な出来事にあたふたしたりして、
それ自体が振り返ってみると、とても新鮮でおもしろいのですが、
こういう頼れるコミュニティや、宇野さんのような存在がとても貴重です。

みなさん、いつも助けていただいてありがとうございます。

島にあるこんな関わり合いや、つながりのことを「社会関係資本」とでも言うのでしょうか。
何やらむずかしげな言葉が、手触りのある体験や出来事とつながる瞬間も結構良いものです。

その後、いいタイミングで雨が降って、また田んぼに水が溜まりはじめました。
5月の下旬の田植えに向けて、しばらく様子を見守っていきたいと思います。

 






山野 靖暁
Yasuaki Yamano

amatte 編集室 / 海士町在住
1991年生まれ、大阪育ち。京都とノルウェーでの大学生活、東京での会社勤めを経て、2018年に縁あって海士町へ移住。今は教育の仕事に携わりながら、島の暮らしを味わう日々。得意料理はだし巻き卵で、吉田修一さんの書くエッセイが好き。

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