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特集 > 島で家庭水田をはじめました。
2021.04.27

種とともに(4月の家庭水田③)

4月18日の日曜日、満を持して種まきに挑戦します。といっても苗箱は14ほどで、農家さんに聞くところによると、半日もあれば十分終わりそうだとのことです。そんなに肩に力を入れすぎる必要はないかもしれません。

前日に土を入れておいた苗箱の上に、乾燥させた種籾をせっせと入れていきます。丈夫で健康な苗を育てるためには、薄めに播くのがいいと教わったので、苗箱1つあたり種籾は約120グラムと少なめにしました。

 

 

島の農家さんは苗箱への床土入れと、種まきを基本的には機械でやるようですが、土と水を含んだ苗箱をビニールハウスなどの中に入れていく作業はけっこう大変で、今年も島の中学生たちが農家さんの種まきのお手伝いに行ったようです。

 

 

僕は小さい田んぼで苗箱も少ないので、今回は手作業で終えることができましたが、何枚もの田んぼをつくることになると、この作業だけでけっこう大変そうです。

そして苗箱に種を撒き、その上に土をかぶせたら、いよいよビニールテントの中へ。テントと言っても、育苗用にビニールシートでつくった例のDIYプールの中に、竹の棒を差し込み、その上にビニールシートをかぶせるという何とも簡易的なものです。

油断したらあっという間に風でシートが飛んでいきそうになるので、屋根の瓦やコンクリートのブロックを使って、ご近所の方にも手伝ってもらいながら、何とか安定する状態まで仕上げることができました。

不格好ではあるものの、何とか雨風をしのぎ、保温ができそうな状態になりました。

 

 

そして師匠の宮崎さんにも写真を送ってみたところ、「いい感じだと思います。ちょっと苗箱の土が少ないかもしれないですね。よかったら余っている山の土があるので使ってください」と返信をもらったので、お言葉に甘えさせていただくことに。

ちなみに、宮崎さんのビニールテントはこんな感じに。今年から保温のためのビニールシートをやってみることにしたそうです。

 

 

宮崎さんからいただいた土を、苗箱にかぶせて、あとはしばし発芽を待ちます。5日間程度はかかるそうですが、ここまで仕込みをしたからには、無事に芽が出て、すくすくと苗が育って欲しいなあと期待と愛着は膨らむばかりです。

そんなことを思っていたら、ミニトマトの種を植えていたポットから小さな芽が出ていました。昨年は上手く芽が出なかったので、今年は土や温度管理を工夫したのが功をそうしたのか、これも小さな自信になります。ちらほらと島の商店にもトマトやナスの苗が並びはじめ、少しずつ夏の気配を感じます。

 

 

 






山野 靖暁
Yasuaki Yamano

amatte 編集室 / 海士町在住
1991年生まれ、大阪育ち。京都とノルウェーでの大学生活、東京での会社勤めを経て、2018年に縁あって海士町へ移住。今は教育の仕事に携わりながら、島の暮らしを味わう日々。得意料理はだし巻き卵で、吉田修一さんの書くエッセイが好き。

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