0003 内航船(いそかぜ・どうぜん)
隠岐諸島は大きく島後(どうご)と島前(どうぜん)に分かれており、海士町は島前地域に位置します。島前地域には知夫村(知夫里島)、西ノ島町(西ノ島)、海士町(中ノ島)の三島・三町村があります。島後と島前の往来はフェリーもしくは高速船になるのですが、三町村間は「内航船(ないこうせん)」と呼ばれる小さい船で行き来しています。
イメージとしては「バス」のようなもので、海士町にある島根県立隠岐島前高校には、西ノ島からも知夫からも生徒が内航船で通学していますし、海士町民が少し大きな病院に行く必要があれば、西ノ島町にある「島前病院」に内航船で向かいます。
料金はいずれも片道で大人300円(小人100円)。チケットを買って乗ってもいいのですが、プロは現金払い。乗船後に係員が回ってきますので、小銭でお支払いください。少し島民の気分が味わえるかもしれません。
いそかぜの旅客定員は70名。隣の西ノ島まではすいーっと10分程度です。
一方、どうぜんは「フェリーどうぜん」と呼ばれているだけあって、旅客定員は100名でトラックや乗用車も載せることができます。乗用車を載せる場合は、運転手の運賃込みで片道1,000円。
海士町に来られた方はぜひ島民のリアルライフを味わうべく、内航船も利用してみてくださいね。