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2019.11.27

町のスローガン「ないものはない」

0002 ないものはない

首相所信表明演説でも取り上げられたことのあるあまりにも有名な海士町のスローガン。一時期ほどではなくなったものの、港や役場にはポスターが貼られ目にすることも。

 

 

 

「ないものはない」には2つの意味が込められています。ひとつは「なくてもよい」という意味、そしてもうひとつは「大切なものはすべてここにある(ないものなんてない)」という意味です。よく出張などで訪れる方に「ずいぶんと開き直ったスローガンですねぇ」と驚かれることもありますが、2つ目の意味をお伝えし、続いて「ないものは自分たちでつくるんです」と説明すると「なるほどぉ」と唸られます。

「花屋さんはないけれども、日曜日に妻と花を摘みに行く時間がある」なんて言うのは、まさに「ないものはない」ですね。ないものを嘆くのではなく、ないものは創り出す気概は海士人らしいと言えます。

役場職員の名刺にはこの「ないものはない」のロゴマークがありますので、多くの方と名刺交換してみてください。






大野 佳祐
Keisuke Ohno

amatte 編集室 / 海士町在住
1979年生まれ、東京育ち。大学卒業後、早稲田大学に職員として入職。競争的資金獲得などで大学のグローバル化を推進。2010年には内山らとともにプライベートでバングラデシュに180人が学ぶ小学校を建設し、現在も運営に関わる。2014年に海士町に移住し、隠岐島前高校魅力化プロジェクトに参画。2017年に株式会社余白探究集団を起業。

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